HAKUHO Inc. OFFICE
株式会社白蜂
produce : takuma SHIRAISHI
design and direction : daichi YAMAKAWA , takuma SHIRAISHI
direction : keiichi FUNAYAMA
corporate branding :EXD. Creative director shoji AKANUMA
HAKUHO Inc. OFFICE
デザインの骨格は出来上がっていた。 となると、我々の仕事はと自問する。 『H+(エイチプラス)』定禅寺通りビルの純真無垢なスケルトン構造をヒントにアイディアを抽出する作業。 作者は意識と無意識の境界領域に、何か刺激を与えてできる「居心地や働きやすさ」を目指した。 キーワードは企業名称やブランドカラー。後々、ヒアリングを重ねることで企業の誠実さも加味された。 内側から覗く景色は樹齢70年を超えるケヤキ並木。 ビルの大開口窓は内側と外側をつなぐ設計とされ、空間価値を生み出したデザインである。 限られた空間を、前者で述べた大開口窓をヒントに、 エントランスの境をガラス板で曖昧に… 空間を大きく魅せる巧妙なトリックを仕掛けた。 白に浮かびあがる白。デザインの白は多面的で観る角度で数パターンの白になりアンビエントな美しさを表現。 偶然の産物も手助けをし、重なる白と真っ直ぐな線が「会社の誠実さ」を強調させてくれた。 「蜂」をイメージさせるデザインキーワード。アルファベットの「H」が浮かびあがるテクスチャー。 オフィスレイアウトの段階的な変化にリズムを持たせ、各エリアを限りなくオーバーハングさせて棲み分けしないデザインとした。