GOOD DESIGN. WIT DESIGN.

tekute dining / TOONO SHOKUNIKU CENTER

tekute dining / 遠野食肉センター

RESTAURANT/BAR

2024.3

トータルプロデュース

producer : kengo UEDA
designer : chie SAKAKIBARA
graphic designer : yasuko NAKAYAMA
direction : shintaro SAKAI ,mieko HINATA

岩手県遠野市では昔から親しまれてきたジンギスカン文化。仙台初の店舗として、仙台駅北部高架下の新エリア「tekute dining」内に出店するにあたり、弊社で設計施工を担当させていただきました。店舗設計では、遠野を代表する食文化であるジンギスカンを通して、遠野の魅力を広めたいというオーナーの思いが伝わるよう心がけました。遠野の山々から溢れる緑や力強い自然をイメージさせる「遠野グリーン」を内装のアクセントカラーとし、山々が折り重なるイメージをカウンター上部の下がり壁やベンチ席背面の腰壁で表現。さらに、本店舗では、クリエイターによる「遠野の山」を描いたオリジナルイラストレーションを壁面にデザインしました。また、仙台駅という多くの人が行き交う東北のメインエリアであるため、多くの人が入りやすい雰囲気の店舗にしたいと言うオーナーのご要望を受け、言葉で言うなら、あえて少し「ダサい」と言う感覚を残して作り込みすぎず、単純な形や素材を使用した。左官材や木材などの昔から使用されてきた有機的でラスティックな素材により、身近で親しみやすい雰囲気を出し、しかしその中にも金属やガラス、タイルなどの工業的な質感のある素材を空間のアクセントとして組み合わせることで、カジュアルすぎず、落ち着きと少しの高級感や店主の狙いである「ダサかっこよさ」を感じられる店舗空間を目指しました。