KAORI TO WASYU TSUMUGI
薫りと和酒 紬
design : takuma SHIRAISHI
direction : takuma SHIRAISHI
produce : takuma SHIRAISHI
薫りと和酒 紬
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた材木屋に足を運び、大きく歪曲した大梁を買い付けるところからこのデザインは始まる。前テナントのイメージを微塵も残さぬよう「和」が持つ力強さと現代建築を融合させる努力をしました。用意した大梁はクレーンで二階の窓に入れ、「豆腐」をイメージした自立壁に大梁を載せる。相手側で受ける白い網状の壁は天井から吊るしたモノコック構造エキスパンドメタル。光の照射で無骨な梁の存在を際立たせました。燻製創作料理のほかに自家製手打ち蕎麦の提供を切望していた店主。私は吉岡徳仁の”PHENOMENON"を看板と入口ドアのレリーフに採用しプレゼントした。